666「オーメン」(1976年)

怪奇


今だに6月6日生まれの人に会うと「ダ ダミアン…」と
心の中でつぶやいています。

[原題]The Omen
[製作年]1976[製作国]アメリカ・イギリス
[日本公開]1976
[監督]リチャード・ドナー
[脚本]デヴィッド・セルツァー
[音楽]ジェリー・ゴールドスミス
[上映時間]111

主な登場人物

ロバート・ソーン(グレゴリー・ペック):
アメリカ人外交官。妻を愛する良識人でエリート。死産してしまった妻に本当の事が言えず同じ病院で産まれた赤ちゃんを実の子供として育てる。

ダミアン(ハーヴィー・スティーヴンス):
かわいらし子供だが、異様に教会を怖がったりたまに異常行動が…

キャサリン(リー・レミック):
キャシー、ロバートの妻。なかなか子供に恵まれず悩んでいたところに妊娠出産。ダミアンを実の子供だと思って愛情深く育てている。

ベイロック夫人(ビリー・ホワイトロー):
ダミアンの教育係として突如現れる。岸田今日子似のおばはん。

その他の登場人物

ジェニングス(デビッド・ワーナー):
ちょっとおかっぱぎみのカメラマン。ダミアンの写真を撮っておかしなことに気づく。
ブーゲンハーゲン(レオ・マッカーン):メギドにいる悪魔祓い

あらすじ

ローマ6月6日午前6時、アメリカ人外交官のロバートは病院に向かう車に乗り込んでいた。やっとできた子供が死産だったのだ。病院で神父に妻には内密に養子をとるよう勧められる。同じ日に産まれ同時に母親も死んだというのだ。数年後、一家はイギリスに転居することに。ロバートが駐英大使に選ばれたのだ。幸せな時を過ごす一家、ダミアンの五歳の誕生日パーティで黒い犬と目があった若いナニーのホリーが、首に縄を付けて屋根から飛び降りる。黒い犬に手を降るダミアン。取材に訪れていたジェニングスは大使館でロバートに自殺の件を尋ねるが相手にしない。その直後大使の部屋にダミアンが誕生した日立ち会ったという神父が現れ、悪魔の子を追い払えと助言する。ロバートは取り合わず、警備に追い出すように支持すると、ダミアンの本当の母親は山犬だと言い残す。ロバートの屋敷に教育係としてベイロック夫人が現れ、ダミアンのことは自分に任せろという。家族で結婚式に招待された日、教会が近づくとダミアンは暴れだし妻は引っ掻かれてしまいあまりの激しさにそのまま帰ることに。動物園に行くがヒヒの群れに襲われ妙なことが起こり始める。ある日ロバートの元に再び神父が現れ、ビショップス・パークに来てくれと伝える。

どんな映画?

アメリカ人外交官のロバートは絶望していました。
妻が欲しくて欲しくてやっとできた子供が死産だったのです。
うなだれているロバートに神父が囁きます。


「同じ日に生まれたこの子を養子に迎えては?」


この申し出にのってしまうロバート。なぜなら妻を深く愛しているから。

ロバート役にはは御年60歳のグレゴリー・ペック。
髪が白くなっているのに眉毛は黒々として素敵です。
妻のキャサリン役は歳の差がありますが、すでにアラフォーのリー・レミック

大きな瞳にかわいらしい顔なので若く見えます。

その子供はダミアンと名付けられ、ロバートは駐英大使に任命されます。
ほいで一家はイギリスへ。

幸福の絶頂にいたソーン家。
しかし、ダミアン5歳の誕生日事件が起こります。

誕生日のガーデンパーティの中、ダミアンの若い乳母が屋根から飛び降りて
首吊り自殺をしたのです。

そのパーティーで写真を撮っていたのはジェニングス役の変な髪型のデヴィッド・ワーナー。

ロバートの元にブレナン神父が訪れます。
取り合わなかったロバートでしたが、あきらめない神父はこう告げます。
「あの子は悪魔だ」

忠告した神父でしたが、突如嵐が起こり教会の避雷針が突き刺さり頓死。

そしてまた変な人物が…
突然、岸田今日子…ではなく紹介所から来たとベイロック夫人という
人物が現れます。
変な犬も勝手に入れるし。

不吉の予兆でした。

1973年公開の「エクソシスト」で空前のオカルトブームが到来。
様々な亜流作品が製作されましたが、それらとは一線を画し、さらに
オカルトブームを牽引したのが1976年の「オーメン」でした。

映画史上、歴史に残る死に方のブレナン神父とジェニングス。

ベイロック夫人のにらみを利かせた背後に流れる「アヴェ・サタニ」。恐ろしすぎます。
ジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー賞作曲賞を受賞しています。

スタッフ・キャスト

監督のリチャード・ドナーは「オーメン」の成功を皮切りに1978年「スーパーマン」1985年常に続編とリメイクが囁かれる「グーニーズ」、メル・ギブソンの大ヒットバディシリーズ「リーサル・ウェポン」とヒットメーカーです。

ロバートの妻キャサリン役のリー・レミックは本当に目が大きく青い瞳が印象的な女優さんでした。1959年の「或る殺人」ではちょっとアレなレイプ被害者を、1962年の「酒とバラの日々」では全然バラ色じゃない日々を、1968年の「刑事」では色情狂の妻とバラエティに富んだ役柄を演じ、確かな演技力がありました。

ジェニングス役のデヴィッド・ワーナーはイギリス出身の俳優さんで1977年「戦争のはらわた」、1979年「タイム・アフター・タイム」などカルト映画や大作も多く活躍されています。

2006年にジョン・ムーア監督でリメイク。こちらは2006年の6月6日に全世界同時公開。
こちらの見所はベイロック夫人にミア・ファローを配していたことでしょうね〜

まとめ

子供をもらって地獄行き

コメント

タイトルとURLをコピーしました