理想の奥様「ステップフォードの妻たち」(1975年)

SFサスペンス

やっぱり、女性のアレは
大っきい方が宜しいんでしょうか?

[原題]The Stepford Wives
[製作年]1975[製作国]アメリカ
[日本公開]未公開
[監督]ブライアン・フォーブス
[製作]エドガー・J・シェリック
[原作]アイラ・レヴィン
[脚本]ウィリアム・ゴールドマン
[音楽]マイケル・スモール
[上映時間]115

主な登場人物

ジョアンナ・エバハート(キャサリン・ロス):
セミプロ写真家。ハゲているが弁護士の夫と2人の子供にめぐまれ何不自由ない生活を送っていると思っていたが…

ボビー・マルコヴェ(ポーラ・プレンティス):
ステップフォードに来たジョアンナと友達になる。同じ進歩的な考え方の持ち主で、ステップフォードの主婦たちを時代錯誤だと思っている。

その他の登場人物

ウォルター・エバハート(ピーター・マスターソン): ジョアンナの夫、弁護士
キャロル・ヴァン・サント(ナネット・ニューマン): 向かいの奥さん
シャーメイン・ウィンペリス(ティナ・ルイーズ): エドの妻
キム(メアリー・スチュアート・マスターソン): ジョアンナの娘

あらすじ

NYの大都会からから郊外に引っ越すことになったジョアンナ一家。「ステップフォードにようこそ」の看板を通りその街に到着。ジョアンナの二人の娘エミリーとキムはまだ幼かった。引っ越し中にジョアンナの夫ウォルターに向かいの家の妻キャロルが鍋を持って近づいてくる。フリフリエプロンにロングスカートのキャロルはキャセロールを作ったと持ってきた。一緒にどうぞと誘ったがジョアンナは無表情に断り帰っていった。ジョアンナはウォルターにどうして引っ越したのか尋ねると、家も広くなるしいいだろと言う。セミプロで写真をしていたジョアンナにとって都会の方が都合が良かったため、この引っ越しはあまり納得のいくものでなかった。ジョアンナは庭で真っ昼間に隣の奥さんが男といちゃいちゃしている所を目撃する。その夜ウォルターにそのことを話すと、特に気にする様子も無く、この街には男だけで集まるクラブがあるから自分も参加したいと言ってくる。街のテレビ局の重役や病院の院長など名士は皆参加していて、このクラブに入ることは名誉だと言う。ジョアンナは勝手に何でも決めてしまうウォルターに不満をぶつけるのだが…

どんな映画?

1960年代から1970年代にかけてアメリカで活発になったウーマンリブ運動。
女性の社会進出に共なって今まで
自分を縛り付けていたブラジャーからの
開放。
つーわけでこの映画のキャサリン・ロスはノーブラです!

そんな情報何か関係あるのかな?
ですが、この女性の社会進出を嫌ったのは案外高収入で社会的地位の高い男たちと一部の保守的な女性たち。

弁護士の夫をもつジョアンナは
夫の強い希望によりステップフォードと呼ばれる郊外の閑静な高級住宅街に
引っ越してきます。

街はきれいだしいい人たちばかり
でも 何か変じゃね?

妻たちは保守的で流行遅れの服に
話す内容は家事のことと、夫を称えることばかり。
この街で友人になったボビーはジョアンナと同じく進歩的な考え方の持ち主。

単なる妻というだけでなく
写真家として自己実現したいジョアンナ。
一方男たちは夫だけの秘密クラブに
いそいそと出かける始末。

ジョアンナは、この街には何か秘密があると感じるのですが…

ノーブラワンピのジョアンナとヘソだしのボビーのカッコをよそに
フリフリブラウスにロングエプロンドレスのシャーメイン。
まるで「大草原の小さな家」の登場人物のよう。

アイラ・レヴィンのSFホラー小説の映画化。
バッサバッサのまつ毛で
美しいキャサリン・ロスは必見です。

スタッフ・キャスト

ローズマリーの赤ちゃん」や「ブラジルから来た少年」の原作者アイラ・レヴィンの小説を「明日に向かって撃て!」「大統領の陰謀」の脚本でアカデミー賞を受賞しているウィリアム・ゴールドマンが脚本を担当して映画化。

主演のキャサリン・ロスは1967年の「卒業」や1969年の「明日に向かって撃て!」のヒロイン役で有名ですが、個人的にこの1975年の「ステップフォードの妻たち」の彼女が一番きれいだったように思います。2001年のループホラー映画「ドニー・ダーコ」で精神科医で久々に登場していました。

友人のボビーを演じたポーラ・プレンティスは高身長で知的な美人。1960年の「ボーイハント」、今まで幻だったハワード・ホークスの映画「男性の好きなスポーツ」などに出演しております。

この映画でジョアンナの娘役でデビューしたメアリー・スチュアート・マスターソンは当時7歳。その後ティーン女優として活躍1987年のジョン・ヒューズ監督の「恋しくて」でボーイッシュなヒロインを演じて人気を得ました。その後1991年の「フライド・グリーン・トマト」ではやはり男勝りの主人公を演じ実力ある女優さんです。

同じアイラ・レヴィン原作で2004年に「ステップフォード・ワイフ」として映画化されています。
主演はニコール・キッドマン。こちらはコメディ風に作られております。

まとめ

アトラクションのような街で地獄行き

コメント

タイトルとURLをコピーしました