旅路の果て「猿の惑星」

SFサスペンス

私の使っているBluetoothイヤホンは
英語を喋ります。



[原題]Planet of the Apes
仏語:La Plane`te des singes
[製作年]1968[製作国]アメリカ
[日本公開]1968
[監督]フランクリン・J・シャフナー
[原作]ピエール・プール(フランス)
[脚本]マイケル・ウィルソン/ロッド・サーリング
[撮影]レオン・シャムロイ
[特殊効果]L・B・アボット
[特殊メイク]ジョン・チェンバース
[音楽]ジェリー・ゴールドスミス
[上映時間]112

主な登場人物

ジョージ・テイラー大佐(チャールトン・ヘストン):
宇宙船イカルス号の艦長。700年後の地球に向かっていたが
宇宙船は正体不明の惑星に墜落する。

コーネリアス(ロディ・マクドウォール):左のお猿さん
考古学者、ジーラの婚約者。
ジーラ博士(キム・ハンター):右のお猿さん、女性?メス?
人間の研究に興味を持つ物理学者。猿と同じ言葉を話す
テイラーに関心を持ち、理解者となる。

ザイアス博士(モーリス・エヴァンス):
科学庁長官兼信仰擁護官。テイラーを危険視し抹殺を
試みる。

その他の登場人物

議長(ジェームズ・ホイットモア):猿の指導者
オノリウス(ジェームズ・デイリー):検事長
ノバ(リンダ・ハリソン):人間の女、セリフなり
ルシアス(ルー・ワグナー):ジーラの甥
マクシマス(ウッドロー・パーフレイ):博士
ゲレン(ライト・キング):医師

あらすじ

地球に向かっていた宇宙船がとある惑星の湖に墜落した。時計が地球時間3978年をカウントしていた。テイラー船長をはじめ2人の乗組員は宇宙船を捨て、乾燥した砂漠地帯に水や食料を探し求めた。やがてトウモロコシ畑で原始人のような人間の集団を見つける。しかし突然
弓矢が飛び交い銃声も聞こえ、馬に乗り服を着たゴリラが人間を狩り始めた。この惑星では猿やゴリラが人間のようにふるまい、人間が家畜同然に扱われていたのだ。テイラーは捕まるが、彼に興味を持った女サルの研究家ジーラに保護される。話ができる人間を見たジーラとその婚約者のコーネリアスは、人間から進化してサルになったという仮説が正しくないと主張するが。

どんな映画?

言わずと知れたSFの傑作中の傑作!

現代の地球に見切りをつけたテイラー船長。
女性一人を含む四人のクルーは、700年後の地球時間を確認し
コールドスリープに入っていました。
その後宇宙船はとある惑星に不時着。
目覚めた三人は宇宙船を脱出するが、女性乗組員は干からびて
ミイラになっております。

この惑星では、趣味、特技が人間狩りなゴリラたちが登場し、
サルが服を着て英語をしゃべります。
ゴリラたちが登場するシーンで、あの耳に残る効果音が鳴り響くと、
人間狩りが始まってしまうのかと思って身構えてしまいますよ!

テイラーも捕まりますが、人間研究に興味を持っている学者のサル、
ジーラが彼に興味を持ち、なんと人間のメスまで彼に与えます。
そこは女のサル、ちゃんと美人を選びます♪

しかしジーラたちのこの行動をよく思っていない人物たちが
存在しました。
おサルの世界のお偉方です。

その後テイラーを原告とし、ジーラとコーネリアスが弁護する
科学審問が始められます。
猿の聖典に書かれている猿の歴史には猿は人間から進化したものとあるのです。
お猿の検事たちは、言葉を話す人間テイラーをコーネリアスとジーラが作ったものではないのかと糾弾するのです。


しかし、テイラーのように言葉を話す人間の存在が、この星にそもそもいたのではと言うジーラ博士の熱弁に、お猿の検事たちはー

見猿 聞か猿 言わ猿の三猿シーン

結局、ジーラとコーネリアスは異端者とされ身分を剥奪。その後テイラーは密かにゼイウス博士の部屋に呼ばれます。

ゼイウス博士はテイラーに、「禁止地帯」に仲間がいるのではないかと尋ねます。
ゼイウスはテイラーがジーラやコーネリアスによって作られた人間ではないと始めからわかっていました。
「禁止地帯」とは何なのか?
ゼイウスが恐れているのは一体何なのか?

浜辺で崩れ落ちながら地獄に落ちろーと叫ぶテイラー。

砂漠の向こう「危険地帯」でテイラーが見たものとは?!
そして映画史に残る衝撃の結末は?!!!!

子供の頃テレビで初めて見たときは
その衝撃のラストにひっくり返りましたが
今の人には使い古されたオチかもしれませんがまだ見ていない
若い人はラッキーだと思いますよ!


まあ、すでにDVDのジャケットがネタバレで
あまりにも残念でなりませんが…

スタッフ・キャスト

主演は何といってもアメリカのマッチョイズムの体現者チャールトン・ヘストンです。その完璧ともいえる肉体美で無駄に脱いでます。この「猿の惑星」でもほぼ脱いでます。1950年にウィリアム・ディターレ監督の「虐殺の街」で商業映画デビュー。1952年にはセシル・B・デミル監督の晩年のヒット作「地上最大のショウ」に出演。その後バイロン・ハスキン監督のアリさんパニック映画「黒い絨毯」(1954年)や、再びセシル・B・デミル監督の大作「十戒」(1956年)では主演のモーセを熱演。オーソン・ウェルズ監督の「黒い罠」(1958年)やウィリアム・ワイラー監督の西部劇「大いなる西部」(1958年)に出演した翌年、再びウィリアム・ワイラー監督の超大作「ベン・ハー」(1959年)に主演のベン・ハーを演じ大物俳優の地位を確固たるものにしました。晩年まで本当に多くの映画に出演されました。私の印象としては、全米ライフル協会の会長ですね~

ジーラのキム・ハンターは1951年に出演したエリア・カザン監督の「欲望という名の電車」に出演しアカデミー賞助演女優賞を獲得していますが、その後のレッドパージの時期に干されてしまっていました。ですが、このおサル役で見事復活しました。本当に当たり役でした。素顔出てませんが。

コーネリアス博士役のロディ・マクドウォールは、特殊メイクなしでもおさる顔のような気も。この方は子役から有名で数多くの有名作品に登場しておりますが、私としては「ヘルハウス」の霊媒役の印象が強いですね~

私が初めてテレビで観た時、コーネリアスの吹き替えは近石真介さんでした。
ですので「はじめてのおつかい」を観るとコーネリアスを思い出してしまいます。
忘れられない1本なのです。

まとめ

お猿と出会って地獄行き

コメント

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