久し振りに会った人が、別人のようになっていて驚くとほんとに別人だったのでさらに驚いたことがありました。
兄弟だったというオチでしたが♪
[原題]Invasion of the Body Snatchers
[製作年]1956[製作国]アメリカ
[日本公開]未公開
[監督]ドン・シーゲル
[製作]ウォルター・ウェンジャー
[原作]ジャック・フィニー「盗まれた街」
[脚本]ダニエル・メインウェアリング/サム・ペキンパー
[上映時間]80
主な登場人物
Dr.マイルズ・J・ベネル(ケヴィン・マッカーシー):右
医者。看護師からの要請で久しぶりに故郷の街サンタ・ミラに戻ってくる。
ベッキー・ドリスコル(ダナ・ウィンター):左
マイルズの元カノ。従姉妹が変なことを言い始めたから診て欲しいとマイルズに依頼する。
その他の登場人物
テオドラ・ベリチェク(キャロリン・ジョーンズ): ジャックの妻
Dr.ダン・カウフマン(ラリー・ゲイツ): マイルズの友人の精神科医
サリー・ウィザース(ジーン・ウィルス):看護師
チャーリー(サム・ペキンパー):ガスの点検に来た男
あらすじ
深夜救急病院に精神錯乱状態の患者が運ばれ、精神科のDr.ヒルが彼に対応した。すると彼は自分は医者で先週の木曜日から起きたことを話し始めた。学会から看護師のサリーに急きょサンタ・ミラの街に呼び戻されたマイルズは街の人の様子がちょっと変わったような気がしたが別段気に留めなかった。医院に着いたマイルズを五年ぶりに昔の彼女のベッキーが訪れていた。彼女は自分の従姉妹が叔父が別人だと言い出しているので、会って欲しいと頼んできた。会うことを決めたマイルズは彼女が離婚したことを聞き、これで離婚仲間だと笑い合った。マイルズの診療所に祖母に連れられて少年がやってきたが、母親を激しく拒絶していた。話を聞いてみると少年は母親が今までの母親じゃないという。ベッキーの頼みでウィルマの元を訪れたマイルズ。やはり彼女も叔父が外見はそのままに中身がまるで別人だと話す。マイルズは彼女に友人で精神科のカウフマン医師を紹介するという。ベッキーと食事に向かう途中そのカウフマン医師に出会う。
彼もここ2週間でそういう患者が急増し、集団パニックではないかと言う。
気を取り直して入った店はガラガラで食事している客はいない、そこにジャックから店に電話が入り急いで来て欲しいと言うのだ。ベッキーとともにジャックの家を訪れたマイルズ。ジャックの妻テオドラも出迎え、家のビリヤード台にあるモノを見て欲しいとのこと。それに掛けられていたシーツをめくるとそこには遺体のようなものが仰向けになっていたのだ。
どんな映画?
久し振りにサンタ・ミラの街に戻って来たお医者さんのマイルズ。
街の雰囲気が少し変わったような気がしたがあまり気にしない。
診療所に到着すると昔馴染みの美人ベッキーが来ています。
ベッキーは従姉妹が最近変なこと言いだしたので観て欲しいと頼んできます。
何でも従姉妹の父親でベッキーのおじさんが別人のようになってしまったと言うのです。
取りあえず今度診に行くと約束します。
二人はバツイチ仲間で昔の気持ちが再燃したよう❤️
一方おばあちゃんに連れられて診療所に来た少年は母親が別人だと言い出します。
???集団パニックかな?
ところが友人のジャックから連絡が入りすぐに家まで来て欲しいと。
ベッキーと一緒にジャックの家を訪れるとジャックの妻のテオドラが出迎え、二人に見て欲しいものがあると言います。
ビリヤード台にあるものを見るとそこには不気味な物体が?!
でも何だかジャックに似てない?
街で一体何が起こっているのか?
そして衝撃の真実が!!
サヤをせっせと運び出す人々。
ジャック・フィニーに古典的SF小説「盗まれた街」の初めての映画化です。現在まで4度映画化されている程人気の原作です。
ある日突然身近な人が昨日とは全く別人の変わってしまったのでは?という恐怖。
小説が発表された1955年当時アメリカではアカ狩りのマッカージズムが吹き荒れていました。ある日隣人が突然共産主義に変わってしまう恐怖を描いているともいわれています。
スタッフ・キャスト
監督のドン・シーゲルと言えば、今や重鎮のクリント・イーストウッドとタッグを組んだ大ヒットシリーズ「ダーティー・ハリー」ですが、この頃助監督に男の映画と言えばこのお方サム・ペキンパーが助監督に付き割とB級な映画を撮っておりました。この映画は今やSFサスペンス映画の古典として題材はネタになる程有名な作品です。アメリカのテレビアニメ「ザ・シンプソンズ」でもサヤを持ってるネタがありました。
ガスメーターの点検に来たチャーリーを演じるサム・ペキンパー監督。
主演のマイルズ医師を演じたケヴィン・マッカーシーはご長寿でとても息の長かった俳優さん。多くの映画やテレビドラマに出演。1978年のフィリップ・カウフマン監督の2度目の映画化「SF/ボディ・スナッチャー」にもカメオ出演しておりました。
1983年の「トワイライトゾーン/超次元の体験」では第3話に登場しウォルトおじさんを演じ、シルクハットからすごいウサギを取り出して驚く役でした。
ベッキー役のダナ・ウィンターはドイツ出身のイギリス人女優。正統派美人で、この映画でも彼女のカッと目を見開いたドアップが印象的でした。
ジャックの妻テオドラを演じたキャロリン・ジョーンズは脇役ながら多くの映画やテレビ作品に出演されていました。
製作のウォルター・ウェンジャーは、ジョーン・ベネットと1940年に結婚。ですが、1951年に彼女のエージェントに発砲する事件を起こしています。
その他の作品
「SF/ボディ・スナッチャー」(1978年)
フィリップ・カウフマン監督、主演はドナルド・サザーランド
人面犬が登場のカルト映画。
「ボディ・スナッチャーズ」(1993年)
アベル・フェラーラ監督作品。
継母役のメグ・ティリーがヌードを披露。まんま継母が怖いです。
「インベージョン」(2007年)
オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。
主演の医師役をニコール・キッドマン、彼女役をダニエル・グレイグと男女逆転にしていますがラストはこの映画が一番原作に近いです。
まとめ
乗っ取られて地獄行き
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