最後に生き残るのは猫です♪
[原題]Alien
[製作年]1979[製作国]アメリカ
[日本公開]1979
[監督]リドリー・スコット
[原案・脚本]ダン・オバノン
[原案・製作総指揮]ロナルド・シャセット
[音楽]ジェリー・ゴールドスミス
[上映時間]101
主な登場人物
エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー):
女性三等航海士。かなり理論的。
アッシュ(イアン・ホルム):
乗組員の一人で化学班担当。
その他の登場人物
アーサー・ダラス(トム・スケリット):ノストロモ号船長
ジョーン・ランバート(ヴェロニカ・カートライト):女性航海士
デニス・パーカー(ヤフェット・コットー):機関員
サミュエル・ブレッド(ハリー・ディーン・スタントン):猫を飼ってる機関員
ギルバート・ケイン(ジョン・ハート):副長
あらすじ
地球へ向け帰航中の貨物曳航船ノストロモ号。乗船7人。コールドスリープから目覚め食事をとる乗組員。しかし地球に向かっているはずが、メインコンピューターの「マザー」によりコースを変えられていた。正体不明の送信が送られ契約に「知的発信の可能性がある信号は調査せよ」という事項があったため、調査に向かうことに。その惑星にケインとランバート、ダラスが調査に出た。アッシュがモニターをみながら支持を出し、三人は宇宙船のようなものの中に潜入する。そこには巨大な地球外生命体が椅子に張り付いているかのように化石化していた。地下に降りていったケインは卵のようなものを見つける。動いているように見えたその物体に近づくとパックリ割れ何かがケインの顔に張り付いた。慌てて戻った三人だったがリプリーはなかなか中に入れることを許さなかった。しかしあっさりアッシュが扉を開けてしまったのだ。
どんな映画?
リドリー・スコット監督、ダン・オバノン原案・脚本のSFホラーの傑作!
この映画がもう40年近く前の作品なんて、いやんなっちゃいますね~
地球への帰航中の宇宙船。コールドスリープから目覚めた乗組員達は、食事をしながらボーナスの心配や会社の待遇の不満を口にしていました。
男性5人女性2人計7人の混合班です。
そこに宇宙船のメインコンピューターの「マザー」から呼び出しがありダラスが対応すると、地球に向かっているはずが「マザー」によりコースを変えられていたのです。
契約に「知的発信の可能性がある信号は調査せよ」という事項があったためしぶしぶ、その惑星の調査を行うことに。宇宙服を装着し調査に行ったケイン、ランバート、ダラスの三人はずいぶん前に遺棄されたと思われる宇宙船を発見します。
そこには化石化した巨大生物がいたのです。
ケインは地下に降りて調査を進めます。
そこで見つけたのは卵のような物体でした。その卵にいきなり襲われたケイン。カブトガニのような物体がケインの顔に貼りつきます。さすが「エレファント・マン」の中の人です。あまり素顔が出てきません。
慌てて宇宙船に戻る3人。リプリーはすぐに入船することを拒否しましたが、アッシュがとっとと入れてしまいます。
なかなか外れないと思われていたカブトガニ。
しかし、突然ケインの顔から外れていました。
でフツーに目覚めます。
とりあえず安心したみんなでお食事タイム。ところが、ケインの容態が急変し…
ケインの腹を突き破り飛び出すエイリアンの幼虫(?)が飛び出しました!
生まれたばかりのエイリアン。かわいいですね♪
そして、みんながボー然としている間にサササササと逃げてしまいます。
巨大化した生命体に襲われる乗組員。
リプリーが「マザー」に問いかけると、彼女たちにとって絶望的な回答がなされます。
そしてアッシュはリプリーにマンモス西のねじりん棒ではなく、丸めた雑誌を口に突っ込んできます。
アッシュの目的は!?
そして、一体誰が生き延びることがでけるか?
リプリーのおパンティが小さすぎる件。
そもそも男性7人で構成された原案を、2名女性に改変されたそう。
これに対して脚本のダン・オバノンは不満だったそうですが、やはりこの映画の成功はエレン・リプリーの強い女性像にあったと思われます。エイリアンが性に対する恐怖心のメタファーだとすれば、思いもかけず裸同然の状態になってしまうことは女性にとって恐怖そのものでしょう。そこでパニックに陥らないクールで強靭な精神力のリプリー 。
1970年代後半からの女性たちの逆襲のようなフェミニズムが不本意ながらもマッチングした結果ではないでしょうか?
スタッフ・キャスト
リプリー役のシガニー・ウィーバーはこの映画で一躍有名になりました。お母さんはイギリス人女優のエリザベス・イングリス。この方は1935年の「三十九夜」に端役で出演されていたそうです。
ジョーン・ランバートを演じたヴェロニカ・カートライトは、1961年の「噂の二人」や1963年の「鳥」などで子役で出演したイギリス人女優。
アッシュ役のイアン・ホルムもイギリス人俳優。1981年の「炎のランナー」のコーチ役が印象深いです。
SFホラーの金字塔。まだ観ていない方はお早めに!
まとめ
宇宙船という密室地獄
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