こう見えて縁起は担ぐ方です。
[原題]Hollywoodland
[製作年]2006[製作国]アメリカ [日本公開]2007
[監督]アレン・コールター
[脚本]ポール・バーンバウム
[製作]グレン・ウィリアムソン
[撮影]ジョナサン・フリーマン
[音楽]マーセロ・ザーヴォス
[上映時間]126
主な登場人物
ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ):
私立探偵。仕事に困っていた中ジョージ・リーブスの母親から他殺ではないか調べてほしいと依頼を受ける。
ジョージ・リーブス(ベン・アフレック):
スーパーマン役者。売れない俳優だったがスーパーマンでブレイク。
トニー・マニックス(ダイアン・レイン):
MGMの重役マニックスの妻。ジョージとは愛人関係にあった。
その他の登場人物
エディ・マニックス(ボブ・ホスキンス): MGMの重役
レオノア・レモン(ロビン・タネイ): ジョージの婚約者
ヘレン・ベッソロ(ロイス・スミス): ジョージの母
ロリ・シモ(モリー・パーカー): ルイスの妻
あらすじ
1959年ロサンゼルス。一人の男が銃で頭を撃ちぬき死んでいた。男の名はジョージ・リーブス。テレビドラマ「スーパーマン」で大ブレイクした俳優だった。当初自殺だと処理されていたが、彼の母親だけは他殺だと主張し、探偵に調査を依頼していた。この調査を紹介されたのが、妻子と別居中で仕事に困っていた探偵のシモだった。ジョージは婚約者との結婚も控えており、自殺する理由が見当らなかった。スーパーマン役のジョージの死は、ドラマを楽しみに観ていた子供たちにとって衝撃的なものであり、シモの息子にとっても例外ではなかった。シモは事件の調査を始め、遺体を確認し、自殺ではないと確信した。ジョージは「風と共に去りぬ」に出演したっきり大した役に恵まれていなかった。ところがMGMの大物、マニックスの夫人トニーの愛人になったことによりスーパーマンの役を射止めた。はじめシモは婚約者が誤ってジョージを殺害したのではないかと考えたが、男たちに襲われたことにより、裏に大物の存在がいることを感じるのだが…
どんな映画?
テレビドラマの「スーパーマン」で主役を演じていたジョージ・リーブスの死体が発見されました。頭を撃ち抜き壁には血しぶきが飛び散っており、警察は自殺として処理したのです。
しかし息子の死に納得がいかないジョージの母親は、独自に探偵に彼の死亡について調査を依頼します。
依頼を引き受けたのはルイス・シモと言う私立探偵でした。
ジョージ・リーブスは売れない俳優でしたが、ある日MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の重役エディ・マニックスの妻トニーに出会います。
MGMと言えば、オープニングとエンディングにライオンががおーと吠えるレオ・ザ・ライオンがトレードマークのヤツです。数々の名作を製作、配給を行い1950年代には隆盛を誇っていました。
ジョージはトニーの愛人になることで、テレビドラマ「スーパーマン」の主役に抜擢されます。
テレビドラマは子供たちに熱狂的に支持されました。
しかし、それはジョージにとって不本意なものだったのです。
「スーパーマンの呪い」をご存知でしょうか?
「スーパーマン」にかかわると俳優や製作者が不幸に見舞われるというものです。
1959年の6月にテレビシリーズの「スーパーマン」を演じていたジョージ・リーブスが自宅で射殺体で発見されました。自殺とみられていますが、結婚を控えていて死ぬ理由がなかったのです。
1978年の映画「スーパーマン」では、主演のクリストファー・リーブが落馬事故に遭い、スーパーマンの実父役のマーロン・ブランドがセリフを覚えられなくなり、ロイス役のマーゴット・キダーが精神不安定になり、ともちろん何事もなく「スーパーマン」シリーズをきっかけに知名度を上げた俳優たちはたくさんいますが、やや嫌厭されているのも事実だそうです。
日本でも歌舞伎や映画、舞台などで「四谷怪談」を上演する際、新宿区四谷にある於岩稲荷田宮神社にお参りに行きますね。
スタッフ・キャスト
ルイス・シモ役のエイドリアン・ブロディは2002年に「戦場のピアニスト」で史上最年少でアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。毎年1本は何かしらの映画に出演されていてキャリアは途切れない方ですね~
ジョージ・リーブス役のベン・アフレックは今や俳優、脚本、監督、プロデューサーと大活躍ですが、主演兼監督した2012年の「アルゴ」ではアカデミー賞作品賞を受賞しています。この「ハリウッドランド」ではヴェネツィア国際映画祭男優賞受賞しています。アル中の売れない役者がはまったんですね~
トニーを演じたダイアン・レインは子役からキャリアをスターとさせ1979年の「リトル・ロマンス」で人気を博し、1984年の「ストリート・オブ・ファイヤー」などカルト作品にも出演していましたが、大人になって一番きれいな頃に何となく低迷していました。しかし、2002年の「運命の女」の美人の主婦役で、大胆な演技が評価され見事復活いたしました。熟女になってから再ブレイクとは嬉しい限りです♪
ダイアン・レインは2013年のスーパーマン映画「マン・オブ・スティール」でクラーク・ケントの養母役やってますが大丈夫なんでしょうか?
ハリウッドはその黎明期から、キナ臭い話が付きまとっていますが、その謎めいたところも魅力の一つではないでしょうか?
まとめ
呪いで地獄行き?
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