1年1度のチャンス「血のバレンタイン」

怪奇

ロンリーバレンタインにふさわしい
素敵な映画をお届け♪

[原題]My Bloody Valentine
[製作年]1981[製作国]カナダ
[日本公開]1981
[監督]ジョージ・ミハルカ
[上映時間]90

主な登場人物

T.J(ポール・ケルマン):
地元戻ってきた青年
サラ(ロリー・ハリアー):
T.Jの元カノ

あらすじ

バレンタインデー2日前、久しぶりに町に戻ってきたT.Jは町の主要産業である鉱山で働いていた。バレンタインに浮かれる若者たちは町を飾りたてていた。しかしこの町でバレンタインデーを祝うのは20年ぶりだった。市長あてにバレンタインのプレゼントが届き、ニュービー警察署長の車の中で嬉しそうに開けてみた。しかしそこにはバレンタインを祝うなというメッセージと人間から抜き取られた心臓が入れられていた。20年前にこの町では恒例のバレンタインパーティーが開かれていた。その夜は鉱山で7人の男たちが残業をしており、作業が終わった2人が残りの5人を待たないでパーティーに出かけてしまった。2人がガス量を確認しなかったため爆発を起こし5人が地中深く生き埋めになってしまった。6週間後発見された時、ハリー・ワーデン1人が人肉を食べて生存していた。完全におかしくなっていたハリーは精神病院に入れられたが、1年後退院。しかし鉱山作業服を着て2人の生存者の家に行きツルハシで殺害。その心臓をえぐり出し、ハート型のキャンディー箱に入れパーティー会場に置いた。カードにはバレンタインを祝うな、さもなければ2月14日に現れ血祭りにあげるだろうと書かれていた。その話を笑い飛ばす若者たちだったのだが。

どんな映画?

冒頭ガスマスクにツルハシを持った鉱山夫姿の男と金髪女性の惨殺シーンで始まります。このお姉さんは後で出てきます。心臓だけで。

市長の息子でもあるT.Jはいったん田舎を嫌って都会に出たのですが、舞い戻ってきます。
仕事場は皆と同じ鉱山です。

当時付き合っていたサラとはぎくしゃくしています。
T.Jはもう一度サラとよりを戻したいと思っていました。
しかし、アクセルと言う若者もサラに言い寄っていました。

若者たちは20年ぶりのバレンタインパーティーに盛り上がっていました。
なぜ20年ぶりかと言うと、かつてこの町で忌まわしい事件が起きたからなのでした。

チョコレートボックスには心臓入り❤️

おじさんが怪談風にそのいきさつをはなしますが、若者たちは当然聞く耳もちません。

そのうち彼女達が言います
「坑内を案内してよ?」
とゆーわけでカップルで出かけることに。

よせばいいのに…

ガスマスクにツルハシという出で立ち。
残念ながらシリーズ化されませんでしたね~

スラッシャー映画というジャンルがあります。
ホラー映画のジャンルの一つですが、スラッシャー(破壊者、殺人鬼)と呼ばれる連続殺人鬼が登場する映画です。刃物や様々な道具で、次々に無差別に人が殺されていきます。特に殺されるのは若者が多いです。何故かって?ハロウィンやらクリスマスやらキャンプやらにかこつけて、アホみたいにいちゃいちゃしてるからですよ!!!(あっ ひがみじゃないですよ…たぶん)
わたくし自身スラッシャー映画の元祖って1960年のヒッチコック監督の「サイコ」だと思いますが、諸説あるようです。
ですが、スラッシャー映画が頻繁に作られるきっかけとなったのが1978年のアメリカ映画「ハロウィン」の大ヒットによるものだと言われています。主演のジェイミー・リー・カーティスはこの映画の成功により絶叫クイーンと称されるようになります。元祖絶叫クイーンは「サイコ」でバスルームで殺されるマリオンを演じたジャネット・リーで、ジェイミー・リー・カーティスのお母さんです!「ハロウィン」をきっかけに世界中で似たような連続殺人鬼ものが作られていきました。

「血のバレンタイン」もスラッシャー映画ブームに乗っかった作品の一つですが、こちらはカナダ産スラッシャー映画になります。カナダ産スラッシャー映画と言えば、「ハロウィン」より前の映画になりますが、1974年の「暗闇にベルが鳴る」が現在でもカルト的人気を誇っています。こちらはイギリス出身のオリヴィア・ハッセ―、カナダ出身マーゴット・キダーが出演していますので若き日の彼女たちを観るのにもお薦めの一本です。続く1980年の「プロムナイト」では「ハロウィン」同様ジェイミー・リー・カーティスが出演しております。1981年は「面会時間」「誕生日はもう来ない」そしてこの「血のバレンタイン」が製作され、やはり根強いファンがいるそうです。

そして80年代初頭はアメリカで2代殺人鬼が生まれました。
ジェイソンとフレディ―です!!

スタッフ・キャスト

コインランドリーで洗濯機の中で殺されていた、メイベル夫人はカナダドラマ「赤毛のアン」でレイチェル・リンド夫人を演じていたパトリシア・ハミルトンです。

この「血のバレンタイン」は日本公開当時、殺人シーンや残酷シーンがノーカットで上映されていたそうですが、現在発売されているDVDでも完全版が出ていないようです。じゃんねんですね~いつの日か完全版が出るのでしょうか?
そこをすっとばして2009年に「ブラッディ・バレンタイン 3D」でリメイクされております。

ぜひバレンタインデーに一人で観たい映画ですね~

まとめ

浮かれてんじゃねーよで地獄行き

コメント

タイトルとURLをコピーしました