フィーバーしたいです。
パチンコで…
[原題]Saturday Night Fever
[製作年]1977[製作国]アメリカ
[日本公開]1978
[監督]ジョン・バダム
[製作]ロバート・スティグウッド
[脚本]ノーマン・ウェクスラー
[撮影]ラルフ・D・ボード
[音楽]ザ・ビー・ジーズ/デヴィッド・シャイア
[上映時間]118
主な登場人物
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トニー・マネロ(ジョン・トラボルタ):
もうすぐ20歳のダンス好きの若者。昼間はペンキ屋の店員だが、夜はディスコで華麗なステップを披露。
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ステファニー・マンガーノ(カレン・リン・ゴーニイ):
トニーがディスコで見つけたダンスの上手い年上の女性。マンハッタンに部屋を見つけ上昇志向が強い。
その他の登場人物
ボビー(バリー・ミラー):トニーの仲間、彼女が妊娠したことで悩む。
ジョーイ(ジョセフ・カリ):トニーの仲間
アネット(ドナ・ペスコウ):トニーを狙っているぽっちゃり系女子
あらすじ
もうすぐ20歳のトニーはニューヨークのブルックリンに住み、月曜から土曜の昼まではペンキ店の従業員だが、土曜の夜は仲間とディスコに繰り出し、華麗なステップを披露していた。ダンスがうまい彼は、店に来る女の子に人気だった。トニーは実家で両親と祖母、妹と暮らしているが、母親は何かと神父になった兄とトニーを比べるばかり。派手なシャツを着て髪をセットするトニーだが、食事は家族揃ってとシャツが汚れないようにとナプキンをぐるぐる巻きにしてスパゲティを食べる。その夜友人たちと車でディスコに向かったトニー。少し小太りの若いアネットがトニーに声をかけていた。トニーは1回踊ったくらいで自惚れるなとそっけないがホールで一緒に踊る。アネットは、店で開催されるダンスコンテストに自分をパートナーにと誘うがダンスを真剣にとらえているトニーは、自分狙いの中途半端な意識では困ると伝える。トニーは、店でダンスがうまかった女性ステファニーに目が止まった。昼間に友人たちと会い遊んでいても何となく虚しさを感じるトニー。ペンキ屋で店長に昇給すると伝えられ喜んで父親に話すが、たったそれだけの昇給で喜ぶなんてと相手にしない。トニーは、いつも褒められず貶すばかりの父親の態度にがっかりする。コンテストのためにダンススタジオでアネットと練習するが、アネットはたかがダンスと練習に身が入らない。トニーは一人でレッスンをしているステファニーを見つけ、声をかける。しかしステファニーはトニーを相手にしなかった。家に帰ると兄のフランクが自宅におり、神父を辞めたと本人に聞かされる。両親の期待を一心に背負っていた兄だったが信仰心のなさを苦痛に思っていた。トニーは、ステファニーが次に来る曜日にダンススタジオに出向き再び彼女に声をかけ、コーヒーに誘う。
どんな映画?
土曜の夜にディスコに集まる若者たちを題材に、ジョン・バダムが監督し、若き日のジョン・トラボルタが主演。世界的に大ヒットし、ディスコ・ダンス映画の代表作となり、イギリス出身のボーカルグループ、ビージーズの楽曲も非常に有名です。
しがないペンキ屋の店員トニー。
しかし、土曜の夜は、
髪型をキメ、ファッションをキメ、
ディスコに繰り出す準備に
余念がありません。
黒パン一枚でポーズをつける
毛むくじゃらの若いトラボルタ。
部屋のポスターはブルース・リー、
アル・パチーノ、ロッキー、
ファラ・フォーセット。
神父になった兄を自慢に思っている
父親もトニーに呆れます。
ディスコでお得意のダンスを
披露するトニー
周りの女の子もトニーに注目
その中のちょっと小太りのアネットも
トニーのダンスパートナーを
狙っています。
しかしトニーはダンスがうまい
ステファニーを見つけ、
パートナーとして声をかけます。
トニーより年上の彼女は
周りのダチたちと違っていました。
ブルックリンよりマンハッタン!
上昇志向の強い女性でした。
マンハッタンの高級アパートに
引っ越すステファニー。
一応パートナーの話はOKしますが
知性も教養もないトニーを
小馬鹿にしています。
そんなステファニーと過ごすうち
毎日それなりに楽しいけど
俺ってずっとこのまんま?
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コンテストに登場するトニーとステファニーペア
ジャケ買いならぬ、ジャケで観ない映画が結構あります。 この映画もそんな中の一つでしたが、これが観てみて びっくり!? ただジョン・トラボルタがイケイケでアホみたいに踊りまくるチープな映画じゃなかったのです! もっと若いときに観れば良かったな~と思わせてくれる一本でした。
NYブルックリンとマンハッタンを結ぶブルックリン橋、川一つしか隔てていないのに別世界のよう。 ステファニーの生き方もこれでいいのかな~って。 イタリア系移民、父親は失業中、夢を持てない仕事、たった一つの特技でさえ井の中の蛙だった気づいた時の閉塞感。
夢と挫折、そして新たなる希望。
青春の傷跡に、ラストで流れるビージーズの「愛はきらめきの中に」が響きます。 オープニングはビージーズの「ステイン・アライヴ」で、誰でも一度は聞いたことあるんじゃないでしょうか? また、挿入曲「ナイト・フィーバー」もヒットしています。
70年代後半にこの映画がヒットし、若くてもやっぱり顎が割れてるジョン・トラボルタの出世作になりました。 また、監督のジョン・バダムにとっても出世作となり、その後はアクションやサスペンス映画が多いです。
ジョン・トラボルタはうーん、本人自体がもうすでにキャラクターなので何とも言えませんが、一時低迷した後に、タラちゃんの1994年の映画「パルプ・フィクション」で復活してからは安定してますね。しかし「サタデー・ナイト・フィーバー」の頃は痩せてましたね 「パルプ・フィクション」でユマ・サーマンとキメて踊るシーンは印象的でした。
音楽を担当しているデヴィッド・シャイアはエイドリアーンのタリア・シャイアの元夫です。1983年にはシルベスター・スタローン監督で続編にあたる「ステイン・アライブ」が製作されたのですが、「ロッキー」つながりでしょうか(^O^)
特に若い人には観ていただきたい青春映画の佳作です。
スタッフ・キャスト
監督はイギリス生まれ、アメリカ合衆国育ちの映画監督ジョン・バダム。1977年に「サタデー・ナイト・フィーバー」のヒットで世界的に知られるようになり、翌年にはフランク・ランジェラ主演のホラー映画「ドラキュラ」(1978年)を監督。その後、リチャード・ドレイファス主演の安楽死を求めた法廷映画「この生命誰のもの」(1981年)、マシュー・ブロデリック主演のSFサスペンス映画「ウォー・ゲーム」(1983年)、ロイ・シャイダー主演のアクション映画「ブルーサンダー」(1983年)、80年代に青春映画で活躍した女優アリー・シーディ主演のロボット映画「ショート・サーキット」(1986年)、リチャード・ドレイファス主演の刑事バディ映画「張り込み」(1987年)、メル・ギブソン主演の「バード・オン・ワイヤー」(1990年)、マイケル・J・フォックス主演のアクション・コメディ映画「ハード・ウェイ」(1991年)、ブリジット・フォンダ主演で「ニキータ」のハリウッドリメイク版「ニキータ」(1993年)、ジョニー・デップ主演のサスペンス映画「ニック・オブ・タイム」(1995年)など多岐に渡るジャンルの映画を監督されています。最近ではテレビドラマを中心に活動されていらっしゃいます。
脚本を担当したのはアメリカ合衆国出身の脚本家ノーマン・ウェクスラー。1970年にアメリカン・ニューシネマと言える世代間ギャップを題材にした問題作「ジョー」の脚本を担当。この映画ではスーザン・サランドンが10代の娘役で出演しています。低予算で制作された映画にも関わらずスマッシュヒットし、脚本のノーマン・ウェクスラーはアカデミー賞脚本賞にノミネートされました。1973年のアル・パチーノ主演、シドニー・ルメット監督のネオノワール犯罪映画「セルピコ」の脚本を、ウォルド・ソルトと共に担当。また、人種問題を扱った問題作「マンディンゴ」(1975年)、その続編である「ドラム」(1976年)を担当しています。また、「サタデー・ナイト・フィーバー」の続編である「ステイン・アライブ」(1983年)では、監督を担当したシルベスター・スタローンと共に脚本を担当しています。
まとめ
井の中のトラボルタで地獄行き
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