恐怖映画「危険な情事」

サスペンス

この頃まだストーカーって言葉一般的じゃなかったんですよね〜

[原題]Fatal Attraction
[製作年]1987[製作国]アメリカ
[日本公開]1988
[監督]エイドリアン・ライン
[製作]スタンリー・R・ジャッフ他
[音楽]モーリス・ジャール
[上映時間]119

主な登場人物

ダン・ギャラガー(マイケル・ダグラス):
家庭も仕事も順風満帆な弁護士。たまたま知り合ったアレックスと関係を持ってしまう。

アレックス・フォレスト(グレン・クローズ):
36歳独身の雑誌編集者。ちょっとエキセントリックで思い込みが激しそう。

その他の登場人物

ベス(アン・アーチャー):ダンの妻。
アーサー(フレッド・ダウィン):ダンの上司。
マーサ(ロイス・スミス):ダンの秘書
ベビーシッター(ジェーン・クラコウスキー)

あらすじ

弁護士のダンは妻と日本料理店であった出版記念のとあるパーティーに参加する。そこでアレックスという女性雑誌編集者を見かけ声をかける。翌日告訴されている件で出版社を訪れたダンは再びアレックスに会う。その後食事をし、妻の話も出ていたので後腐れなさそうな関係が築けそうな気がしてしまった瞬間、激しく関係を持ってしまった。その後もエレベーターでしたりとクタクタになって帰宅。妻のベスと娘のエレンが実家に行ったまままだ帰れないとわかり、またアレックスと会ってしまう。これからも会いたい言うアレックスにダンは、君のことは好きだが、自分には妻がいて難しいと答える。コトが済んだ後帰ろうとするダンに激高して掴みかかったり、乱暴に振る舞うアレックス。いよいよダンが帰ろうとすると、優しくさよならしてと懇願するアレックスにキスをする。激しいキスに彼女の腕を離そうとすると、両手首から出血していた。手首を切ったアレックスを優しく手当しその夜はそのまま彼女に付き添った。家にいたアリバイ工作をしてから急いで事務所に出勤、慌ただしく帰宅すると妻子は戻っていた。うさぎを飼っていいかと聞くエレン。家の見学もし購入を決め、アレックスのことは忘れていたかのようだったが、突然事務所に彼女が現れた。ダンは自分のオフィスに通し、静かに話すが、アレックスのオペラに一緒に行かないかと言う誘いを断る。オフィスに電話がかかり、自宅にまで電話を掛け続けるアレックス。ウンザリしたダンは歩きながらアレックスに、君はどうかしているセラピーを受けろと冷たくあしらってしまう。するとアレックスはダンを地下鉄まで追いかけながら妊娠したことを告げる。

どんな映画?

ジャンルとしてはサスペンス、スリラー映画に分類されるんでしょうけど
最後まで観るとほとんどホラーです(笑)

ニューヨークで妻と幼い娘を持つ弁護士のダン。
この娘がホントにかわい〜かわい〜ん
ですよ!
娘をベビーシッターに預けて
夫婦で出版パーティーに参加します。

そこにいた、クールな眼差しを持った
女編集者アレックスと知り合います。

週末妻子はマイホーム候補を見に行くと
不在。そこでまたアレックスと出会い
食事に行き、関係を持ってしまいます。

初めから妻を連れていたので
割り切った関係だと思っていたダン
でしたが、彼女は本気でした。

別れを切り出すダンでしたが
そこからアレックスは恐ろしい本性を露わにするのでした。

この映画でもエレベーターシーンが
印象的です。

その他、衝撃のウサギ鍋やバスタブシーンは今や伝説です。

この映画の後に亜流の作品が作られるほど当時話題になり、衝撃的な展開は第60回アカデミー賞で6部門にノミネートされました。

1993年のトム・ハンクス主演の映画「めぐり逢えたら」で、主人公がこの映画のことを全米の男を恐怖のどん底に落としたと言わしめました♪

こんなご時世だからこそ
大切な家族がいて 平凡で当たり前の毎日が
いかに貴いものだと言うことを噛み締めた方がいいですね〜

スタッフ・キャスト

イギリス人監督のエイドリアン・ラインといえば80年代を代表する青春映画の金字塔「フラッシュダンス」の監督さんとして有名ですが、その後ミッキー・ロークが謎めいたセクシー男というか変態男を演じ話題を読んだ「ナインハーフ」、ティム・ロビンス主演のスリラー「ジェイコブズ・ラダー」など寡作ではありますが強烈な印象を残す作品です。

主演は現在75歳のマイケル・ダグラス。先日103歳で亡くなったカーク・ダグラスのご子息にしてその出演作品の多さ、プロデューサー力、ほいでもって妻がキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、美しい子供たちと現在でもハリウッドセレブとして話題性に事欠かないファミリーです。個人的には演技力がどうこうとは思わないのですが、出演作の大体のキャラクターが同じという珍しい存在。「危険な情事」だけでなく「ローズ家の戦争」(1989年)のキャスリン・ターナーや「氷の微笑」(1992年)のシャロン・ストーン、「ディスクロージャー」(1994年)のデミ・ムーアなど叩いてもただでは起きない女たちに翻弄される女にだらしない役が非常によく似合いますね〜

こわいこわ〜いストーカー女子を体当たりで演じたグレン・クローズはアメリカの演技派女優。いや美人じゃいと言う意味ではないですが、1982年の今は亡きロビン・ウィリアムズ主演の「ガープの世界」でぶっ飛んだ母親役で注目され、その何とも言えないクールな目つきで悪役の出演も多いですね〜2011年に自身が製作・主演・共同脚色などを務めた「アルバート氏の人生」では男装を披露しております。テレビ出演もありドラマ「ダメージ」の冷徹な女弁護士役はまさにハマり役でした。てゆーか眉毛がはっきりしなくて奥目がちな顔が怖いんですね〜

人気ドラマ「アリー my Love」にレギュラー出演していたジェーン・クラコウスキーがベビーシッター役でチラッと出ています。

まとめ

アバンチュールで地獄行き

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