昔痩せていると、今普通でもすごく太ったみたいに 言われてしまいます。
[原題]Body Heat
[製作年]1981[製作国]アメリカ
[日本公開]1982
[監督・脚本]ローレンス・カスダン
[音楽]ジョン・バリー
[上映時間]113
主な登場人物
ネッド・ラシーン(ウィリアム・ハート):
独身女好き弁護士。だが優秀。
マティ・ウォーカー(キャスリン・ターナー):
夫持ちの美女。ネッドにナンパされて知り合う。
テディ・ルイス(ミッキー・ローク):
ネッドの友人。機械オタク。
その他の登場人物
エドムンド・ウォーカー(リチャード・クレンナ):マティの夫
ピーター・ローレンスティーン(テッド・ダンソン):検事、ネッドの友人
あらすじ
その年は異常にむせかえるような暑さのフロリダで、敏腕弁護士の独身のネッドは女とことを終えた後窓から燃えているホテルを眺めていた。ある日 白いドレスを着た美しい女が目に留まり声をかける。しかし夫がいると軽く捲かれてしまう。女のことが忘れられないネッドは、再びバーで女に遭遇し名乗りあう。女はマティと言い夫は週末まで留守だと言う。彼女の家まで行き一端は家から出されるものの、ドアを突き破り激しく結ばれる。何度も逢瀬を重ねていくうち、ネッドは女に本気になってしまう。ある夜ポーチにいる白い服を着た女に声をかけると、マティとは別の女で、マティから彼女は親友のメリーアン・シンプソンだと言われる。マティはネッドに夫が自分のために遺書を残しており、夫に死んでほしくなっていると打ち明ける。夫の妹にも遺産を分け、離婚してしまうとほとんどもらえないという。マティの夫は妹の幼い娘へザーを連れて帰ってきた。そこに夜中、上半身裸のネッドが現れマティといるところをへザーにみられてしまう。ネッドは立ち寄ったレストランで偶然、夫といるマティと出くわし三人で食事をすることに。夫のエドムンドはメガネをかけたインテリ風だが、マティとは大分年が離れているようだった。彼が言うにはかつて弁護士だったが、今は金儲けの為汚い手口の仕事をしているようだった。事務所に突然訪れたマティに、ネッドは二人の幸せの為と夫殺しを決行するという。
どんな映画?
うだるような暑さのフロリダ。
そんな中でも女好きのひげの弁護士ネッドは、女をとっかえひっかえ。
まあ独身だからしょうがないと、友人で検事のピーターも大目に見ています。
ある日ネッドは、白い服を着た美女を見かけすぐに声をかけます。
ナンパです。
女はマティ、夫がいるとかわしているようで髪を掻き揚げ、煽っています。
ですがその日彼女は、そのまま姿を消してしまいます。
マティを忘れられないネッド。
出会った場所に通い再びバーで会うことができます。
その日は白シャツに赤いタイトスカートという出で立ちのマティ。
夫がいない彼女の家に行き関係を持ってしまいます。
ネッドがポーチにいる彼女に声をかけるとまったく別人のメリー・アンという女性でした。
後からマティがやって来て彼女は親友だというのです。
逢瀬を重ねるうち、マティは夫に死んでほしいと願っていると
ネッドに話すのですが…
スタッフ・キャスト
この映画はローレンス・カスダンが監督、脚本したデビュー作。1944年の
ビリー・ワイルダー監督の「深夜の告白」を元にしていると言われています。
とゆーか話のあらすじはほとんど同じなのですが、ラストの違いが強い印象を残す一本になっております。原題のBody Heatが表すように暑い真夏のフロリダの設定にもかかわらず冬に撮影された本作。寒いのに暑い演技が要求されるとは、役者さんには結構な負担だったと思いますが、そこら辺も見どころでしょう。
弁護士ネッドをたぶらかす悪女マティ・ウォーカーを演じたキャスリン・ターナーはこちらが映画初出演。その後も美人女優として活躍、1984年にマイケル・ダグラスと共演した「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」、続編の「ナイルの谷」、1986年には驚愕の女子高生役「ペギー・スーの結婚」、1989年に再びマイケル・ダグラスと共演した「ローズ家の戦争」、そして太って挑んだ1994年の「シリアル・ママ」
この後は美人女優と言うよりは色物女優として大活躍ですが、2008年の自伝というよりほとんど暴露本を出して、共演者の悪口を書いていたそう。「白いドレスの女」撮影時のウィリアム・ハートは女好きで最悪だとか。
ハメられる弁護士、ん?ハメたのかな?ネッド・ラシーン役のウィリアム・ハートはジュリアード音楽院で演劇を学んだ正統派。1985年の「蜘蛛女のキス」でゲイの囚人を演じアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。
髪の毛はどんどんなくなっていますが役は途絶えません。
ネッドの親友役の眼鏡の検事にメアリー・スティーンバージェンの
現夫テッド・ダンソン。
爆弾作りの物騒なネッドの友人役にミッキー・ローク。
ミッキー・ロークはこの映画で注目されました。
一番きれいだった頃のキャスリン・ターナー、ちょっと意地悪そうな顔は悪女物にぴったりかも。
まとめ
美人局地獄
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