コール・ミー「アメリカン・ジゴロ」

サスペンス

年をとると、ホストにハマる気持ちがわかって来るようになってきます。

[原題]American Gigolo
[製作年]1980[製作国]アメリカ
[日本公開]1980
[監督・脚本]ポール・シュレイダー
[製作]ジェリー・ブラッカイマー
[音楽]ジョルジオ・モロダー
[上映時間]117

主な登場人物

ジュリアン・ケイ(リチャード・ギア):
金持ちのマダム相手の高級男娼。売れっ子の為傲慢なところもある。

ミシェル・スタットン(ローレン・ハットン):
政治家の夫人。ジュリアンに誤って声をかけられたが興味を持つ。

その他の登場人物

アン(ニーナ・ヴァン・パラント):売春のエージェント
サンディ刑事(ヘクター・エリゾンド):ジュリアンを疑う。

あらすじ

ジュリアンは高級外車に高級品を見に付け、身のこなしはさわやかで気品がありスマートな美青年。しかし彼の職業は金持ちの夫人を相手にする男娼だった。売れっ子で依頼が殺到しているジュリアンは売春の斡旋業の女性にも強気だった。表向きは上流階級の夫人の運転手だが気に入られたらそれ以上のことをする。ホテルの店で一人でいる金髪の女性を見て彼女にフランス語で話しかけ同席する。ミシェルと名乗っった彼女は政治家の夫にフランス語を習わされたと言う。それを聞いたジュリアンは立ち去ろうとするがミシェルが引き止め、なぜ自分に声を掛けたのかと尋ねる。ジュリアンは女性にお運転手やガイドで雇われるために物色していた。趣旨を理解したミッシェルだが、そちらの申し出にジュリアンは断り立ち去ってしまった。黒人の友人リオンから代役を頼まれてパーム・スプリングスに向かったジュリアン、そこには主人が待ち構えており妻を相手して欲しいと頼まれる。その様子を夫も見ているという。ベッドには裸の女性が寝ており、ジュリアンは優しく声をかける。しかし夫はもっと暴力的にしろと支持を出す。リオンに同業者からやっかまれている注意しろといわれるジュリアンだがあまり気に留めなかった。出かける準備をしているとブザーが鳴り、ホテルで出会ったミシェルが訪れた。夫はニューヨークに一人だという。調子よく振る舞っていたはずのジュリアンだったがある日以前仕事をしたパーム・スプリングスの女性が殺されたと新聞で読みショックを受ける。

どんな映画?

「プリティ・ウーマン」では娼婦を買っていたリチャード・ギア様ですが、若い時は自ら男娼をやっておりました♪

ブロンディが歌う「コール・ミー」が流れ颯爽とオープンベンツでハイウェイを走るリチャード・ギア。
オープニングからやられっぱなしですが
それもそのはずこの主題歌は公開の年に全米・全英のNo. 1ヒットとなりました。

高級車に乗り、高級ブランドに身を固めたジュリアンはビバリーヒルズで金持ちの夫人を相手に稼ぐ高級男娼。

スマートな身のこなしにインテリ風な彼は売れっ子。

はっきり言って調子乗ってました。

そんな中、ホテルのバーで勘違いで声を掛けた夫人と知り合います。
彼女はミシェル。魅力的な女性でしたが申し出を断り立ち去るジュリアン。

一方で知り合いの同業者に頼まれて
行った家で夫の前で妻と寝てほしいと
依頼を受けます。
しかしそれはジュリアンを妬む人物の罠でした。

うなだれるジュリアンの前に現れたのは…

無修正版ではギア様がモロ出ししております。
わたくしはちゃんと(?)修正されているものしか観たことないのですが、観たいか観たいくないかはあなた次第です❤️

衣装担当はジョルジュ・アルマーニ。
今でこそ高級紳士服の代名詞ですがまだ
当時は無名に近く、この映画での衣装協力により世界的な成功を収めることに。

サスペンスの要素や映画の内容的にはそれほど評価は受けていませんが、カルチャー的には重要な作品であると思います。

とにかくギア様が若く情けなくてかっこいい映画です。

スタッフ・キャスト

監督・脚本は、1976年のマーティン・スコセッシ監督の「タクシードライバー」の脚本で名を馳せたポール・シュレイダー。1974年のシドニー・ポラック監督、ロバート・ミッチャム、高倉健主演の日本を舞台にしたとんでも映画「ザ・ヤクザ」で脚本家デビューしたポール・シュレイダー監督ですが、その後もブライアン・デ・パルマ監督の「愛のメモリー」(1976年)、ジョン・フリン監督の「ローリング・サンダー」(1977年)の脚本・原案を担当。その後監督業に乗り出し多くの作品を撮っていらっしゃいます。個人的には1979年の「ハードコアの夜」がお気に入りです。

ジョン・トラボルタも名前が上がっていたと言われる主人公のジゴロ、ジュリー役ですが結局落ち着いたのがリチャード・ギア。1975年に映画デビューしていましたが、1977年のリチャード・ブルックス監督の「ミスター・グッドバーを探して」に脇で出演。1978年の映像美で有名なテレンス・マリック監督の「天国の日々」では主演の悪い男を演じていました。にやけたような甘いマスクでタラシ役がお似合いのギア様。人気を決定付けたのが80年代を代表する恋愛映画「愛と青春の旅立ち」で演じた士官候補生でした。主題歌のヒットもありラストシーンは何度見ても笑っちゃう、ではなく感動します!日本での人気も不動で外人の俳優知らないと言う方でもリチャード・ギアの名前は知っているという方も多いと思います。日本では1990年の「プリティ・ウーマン」は大ヒットしましたね〜。ギア様もいよいよ70歳これからも活躍していただきたいです。

刑事役のヘクター・エリゾンドは1990年の「プリティ・ウーマン」でホテルのヒロインを助けるホテルの支配人役で有名です。

まとめ

調子乗っちゃってで地獄行き

コメント

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