花嫁募集「黒い絨毯」

パニック

写真を見て断られることがよくあります。

[原題]The Naked Jungle
[製作年]1954[製作国]アメリカ
[日本公開]1954
[監督]バイロン・ハスキン
[製作]ジョージ・パル
[脚本]フィリプ・ヨーダン/ロナルド・マクドゥガル
[音楽]ダニエル・アンフィシアトロフ
[上映時間]95

主な登場人物

クリストファー・レニンジェン(チャールトン・ヘストン):南米の大農園主。偏屈でいい歳して独身。

ジョアナ・セルビー(エリノア・パーカー):
公募花嫁で応募し、南米までやって来た若い女性。

その他の登場人物

弁務官(ウィリアム・コンラッド):クリストファーとは家族同然
インカチャ(エイブラハム・ソファー):召使

あらすじ

1901年の南米にやってきたジョアナは、代理結婚した夫に初めて会いに来た。
南米で広大な農園を開拓し、豪奢な邸宅を建てたクリストファーは現地人を
使い王のような生活をしていた。邸宅に到着したジョアナだったがクリストファーはなかなか会いに来ない。初めて会ったジョアナの美しさに戸惑ったような
クリストファーだったが、彼女の受け答えに対してかみ合わず尊大な態度をとる。ジョアナはクリストファーの兄が新聞で募集した際、審査を手伝い自分がふさわしいと申し出た。夕食後ジョアナにピアノを弾かせるクリストファー、ジョアナの経歴の完ぺきさにクリストファーは何かあるのではと疑う。クリストファーは彼女に男性経験を問い詰める。するとジョアナは死別した夫がいたという。隠しているつもりはなく兄には言ってあったのだが黙っていた。ショックを受けるクリストファーは自分は家に新しいものしか置かないと言い、彼女を失望させる。翌日現地人たちの儀式を見物する。櫓の上に盾を持った男が下にいる人々から毒矢を吹きつけられている。
矢を受けて落ちる男。彼は人妻を寝とった罪でさばかれていた。クリストファーはジョアナを自分の農園を案内する。ジョアナは働いてる先住民から宝物と言って、干し首を見せられうんざりする。その晩、クリストファーはジョアナの寝室に押し入る。無理やりキスをするが、女の過去にこだわるのは女を知らない証拠だった。彼女を帰すことに決めたクリストファー、ちょうどその頃、人食い蟻マラブンタが出たと聞かされる。

どんな映画?

南米のジャングルにやって来た25歳の美女は
会ったこともない男と代理結婚したジョアナでした。
慣れない土地に不安と、初めて会う夫への期待でいっぱいでした。

しかし、広大な農園の開拓で成功していたクリストファーは小汚く、粗野で
女の扱いに慣れてはいませんでした。
クリスタファーから見てもジョアナは想像以上に美しいのですが、初々しさはなく
ちょっと高慢な態度でした。

ジャングルの奥地では白人の女性もおらず、家族を持ちたいと
考えたクリストファーは新聞に花嫁募集記事を載せたのです。
やってきたジョアナをこんな美人で頭も良い完璧な女が自分の所に
来るはずがないと勘繰るクリストファー。

男を知ってるか?
なんちゅー質問。
しかしジョアナには死別とはいえ、結婚歴がありました。
憤慨するクリストファーにこれまた激怒するジョアナ。
二人はすれ違います。

エリノア・パーカーは美しい上にグラマーですね~

そしてクリストファーが15年手塩にかけて手を入れた農園に
人食い蟻マラブンタが襲い掛かるのでした!

人食い蟻マラブンタって??どーも軍隊アリのことで人は食わないよーですって
当たり前か。
ですが元祖昆虫パニック映画と思われる本作は途中までメロドラマ風ですが、南米の
風俗や干し首など見どころは随所にあると思います。
なんというか当時30ちょっとのチャールトン・ヘストンが、あのいつも裸を
見せつけるチャールトン・ヘストンが、あの全米ライフル協会の会長だった
チャールトン・ヘストンが、あっこれは関係ないか、それが、それがですよ、
童貞?!の役なんて!!!
これだけで観る価値ありますよ!えっ、どーでもいいですか?
未経験故に、相手にもそれを求めてすれ違う二人、なのにジョアナを見て悶々と
する様など面白すぎます!!エリノア・パーカーの美貌が光っております。
後半の蟻との格闘など水門をせき止めるチャールトン・ヘストンの奮闘ぶりは
たまりません。
この冒頭に出てくる花嫁募集のネタは1969年のフランソワ・トリュフォー監督の
「暗くなるまでこの恋を」で使われています。

スタッフ・キャスト

監督は特殊効果で有名なバイロン・ハスキン。2005年にスティーヴン・スピルバーグが
トム・クルーズ主演でリメイクした1953年の「宇宙戦争」で知られています。
オリジナルの火星人の造形に度肝を抜かれる映画でした。

ジョアナ役のエリノア・パーカーはその美貌と演技力で有名。代表的なの作品では
1950年「女囚の掟」や1951年の「探偵物語」がありますが、その後は1955年の
黄金の腕」の車いすの妻や1965年の「サウンド・オブ・ミュージック」のふられる役と
ちょっと二番手に甘んじていましたが、長年活躍されました。

チャールトン・ヘストン脱いでないかなーと思ったのですが、きちんと前がはだけて
いるシーンがあります♪

まとめ

人喰い蟻マラブンタ地獄

コメント

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